シュバイツァーの自伝に感銘を受け医師を志し、アフリカ医療に尽力尽くされた柴田紘一郎医師。モデルとなったご本人がアフリカに行かれた時期や結末はまったく違うらしい。
映画は東日本大震災の場面から始まり、主人公へのそれぞれの思い出話で描かれる映画はアフリカ医療に生涯を捧げた医師の物語になっている。
口癖の「大丈夫」や草原に叫ぶ「頑張れ!」が人となりを表すように描かれ、「頑張れは自分に向けて云う言葉」と語る人柄も好ましい。
ただ、幼く頃に吃音だった話とか、細かなエピソードを思い返すとストーリー自体の矛盾も気にはなる。
親を殺され、麻薬で感覚麻痺した少年兵士との交流がメインとなり、アフリカ医療に尽力尽くされた物語をわかりやすくしていた。
「医師がいないと云うことは死ねと云うことだ」チェ・ゲバラの名言を思い出し、あんな結末にせずにモデルの柴田紘一郎医師の物語そのままにすればという気もした。
大沢たかおが企画した映画とかで、「仁」アフリカ編という感じもしたけれど。
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