宮部みゆきの原作の映画化だけど、前後篇の二部作にする程の話なのかな?
回想形式で始まる「事件」は校舎脇で発見された中学生の死体から始まる物語で、話自体はそんなに複雑ではない。
映画の語り口は主な登場人物の人間関係と告発する手紙から派生する新たな事件とそこから始まる学校内裁判の準備へと流れていく。
語り口、見せ方は定評ある成島出監督だからうまいのだけど、事故死する浅井松子の死に方なんて別にそこまで見せなくてもという感じ。
オーディションで選ばれたという藤野涼子役の女の子のうまさは感心したけれども、テレビドラマのような終わり方だったし、オーバーな後篇・裁判の予告を最後に観るとどうなのかなと思ってしまう。
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