世界でヒットし、日本でこけたといわれる作品。
物語的にはハーレクインで、官能場面もほとんどない。暴力シーンには寛大なのに、セックスシーンにはやけに厳しい日本ではボカシありでまずはR15+で公開され、ボカシの批判をかわすためなのか、R18+で追加上映。R18+版を観に行きましたが、なんでこれが18禁なのと映倫の神経をうかがいたくなる程度の露出度。
話としては幼児体験からか、セックスの嗜好がSMである美青年と男を知らないバージン娘の恋愛劇で、SMに至る「契約」での駆け引きが語られ、ハードな場面はほとんどなく、バージン娘のしたたかさと美青年の気弱さで成り立つ話で、もう一工夫すれば現代セックス物語として、面白い話になったとは思う。
性のゆがみの悲劇を描いた作品が一番セックスに敏感な青少年に観てはならぬとする今の日本の文化レベルの異常さは中学の頃に母親に連れられ、「時計じかけのオレンジ」を観た不良中年としては納得いかぬところ。映倫さんのインポテンツも高齢化で更にひどくなりましたな。
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