木下恵介曰く、子離れ出来ない親が「日本の悲劇」
その映画化に感銘受けた大島渚は監督デビュー作でハトの帰巣本能を悪用したハトを売る貧しい家庭の少年にそんなな行為をさせる日本の貧しさ、卑しさを描いた『愛と希望の街』を作る。
子離れ出来ない親の問題は1970年頃から核家族化で、深刻度を増し、障碍児を抱える母の苦悩から横浜障碍児殺害事件が起きる。
それを発端とする障碍者運動「母よ、殺すな!」
その運動を展開した障碍者たちが親となり、「子よ、殺すな!」
子離れ出来ない親の閉塞感は障碍児家庭から一般化し、団塊の世代の老人孤独死予備軍にまで至るとされている。
親がなくとも子は育つけど、子がなければ親の生き甲斐はない。
大人の自立なくして、この国の子供地獄はなくならないのだろう。
amazon.co.jp : 日本の悲劇- OhmyNews : 「日本の悲劇」子離れ出来ない親
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