先週末からの札幌の吹雪状態は一進一退を繰り返し、生活道路の至るところに雪山が出来ている。
そんな札幌、マスコミ記事では、昨年末の福祉灯油制度の活用はしないというニュースをはじめ、福祉関係にまつわる不安になるニュースが多発している。
消費者対策として打ち出された「あったか応援資金貸付」は低所得者に借金を背負わせる物にしか思えないし、「食育に関する料理教室~心も体も温まるメニューを学ぶ~」はだったら市役所職員自ら実践してみろといいたくもなる。「銭湯の入浴料金半額補助」だって苦しい経営の組合加盟店の尽力による物で、組合に加盟していない郊外型銭湯で、入浴料金半額の問い合わせをする高齢者が店の人から「やってません」とすげなく云われる現場に出くわしもした。
滝川市の生活保護費を詐取事件あたりから始まる生活保護費の支給基準のあり方や身障者手帳不正申請での大がかりな再検査など、一事件から派生していく「弱者狩り」は不正発見を名目にし、今までの行政の怠慢ぶりを覆い隠して、「公正」を示す為の再検査という税金の無駄遣いに思えてならない。
何故、そう思うかは、昨年末に起きた【心身障害者の共済年金 札幌23人もらえず 福祉医療機構、申請なく「時効」】という対策手段も示されずに「市独自の救済策は困難」とした出来事があり、行政の不始末に対する責任の所在が示されなかった事にある。
市の財政難が厳しい状況はよく判るけれども、無駄を作っているのは行政のあり方であるのに、その不手際をすべて弱者に押しつけ、解決図るような発想がそもそも間違っているのではないか。
今日のテレビニュースでも「産婦人科医療が危機」として、危機意識のない行政に対し、産婦人科医会が、重い症状の救急患者を診る「2次救急」から撤退すると申し入れをしたニュースが流されていた。
連日の大雪で「除雪・排雪の不満・苦情」も出て来ており、行政がどれだけ生活に目を向けているのかが問われているような気もする。
よく降る雪が人の命を絶つ前に。
国政も同じだとは思うけど。
- OhmyNews : よく降る雪が人の命を絶つ前に
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