毎度ながらのお役所からの激しく愛されている私。貴重な週一の休みを裂いて、障害者就労支援の利用者負担額の階層再設定とかいう、働いているのに就労支援を使うと「利用者負担額」を判定して貰わなければならないと云う摩訶不思議な年一の申告をしに出向いて参りました。
送られてきた書類は本人記入分と職場に記入して貰う分との区別を明確にしない書類が何枚か同封されており、制度改正による手続きもあるようで、じっくり読んでも非情に判りにくい内容の書類で、判らないから職場に持っていくと、他の区から通っている障害を持つ人の中には、この書類自体送られてこないところもあるようで、職場の上司も困惑気味。
これを申請手続きする事で、「利用者負担額」なるものが軽減されるらしいのだけれども、書類の中には世帯の所得状況を調べる事を許可する書類も添えられており、なんでこんな面倒でややっこしい手続きをしなければならないのか、判然とせず、郵送でもよいと記されていたけど、何度もやりとりをしたくないので、休みの今日、出向いた次第。
区役所の保険福祉課の窓口に行くと、先客で受付窓口は全部ふさがっていたものの、この書類をどの窓口に出せばいいのかも判らず、受付窓口の奥の方で、デスクワークしている職員を見回しても、特別机にかぶりついているわけでもないのに、みんな知らん顔の態度。ポットのお湯が無くなり、それを継ぎ足しにいく女子職員もちらりこちらを見るものの、ポットの方が先決とばかりに通り過ぎていく。
やっと受付窓口のひとつが空いたので、聴いてみると、そこは交通費助成で、担当は隣の窓口とか。忍の一字で、待ち続け、やっと順番が来たので、この書類は判りにくい、他の区でこの書類を受け取っていない人がいるなどクレームしたもののマニュアル通りのお答えマシーンに窓口担当の女性はなるばかり。他でも働いている話をすると「こりゃ大変」といわんがばかりに担当の職員に聴きに行き、その職員様の窓口デビュー。
年金収入の有無と他の職場の源泉徴収、そして、雇用保険が天引きされている事を発見し、事業所からの源泉徴収もコピーが欲しいとのたまうた。そして、近くのデスクに行き、切手が貼られた封筒を寄こして、「これで送ってくれれば、僕のところに着くから」と笑顔で応対してくれた。
封筒には「厳封」介護保険、主治医意見書在中と書かれてある。
この切手も税金なんだろうなぁとふと思いはするものの、この国は民間活力を支援する以前に役所がお金の配分を握っている役人天国のお国柄。
障害者就労支援とて、介護福祉同様、支援するサポーターにお金が入り、助けを求める障害者、高齢者は利用料を払わなければいけない仕組みらしい。
今年はこの後、年金受給の生存証明でお役所参りが必要のようで、激しく愛される身も辛いものがあるけれど、未だに「お代官様、お恵みを」をよしとする国にいる以上、「この身体、好きにして!」とご奉仕しなきゃならないのだろう。
嬉しいような、悲しいような。