2012-04-06

僕達急行 A列車で行こう Take the 'A' Train

それ程好きではない監督、森田芳光の遺作が何故か気になり、観に行った。

松山ケンイチと瑛太のコンビというのも気になったし、初期作くらいしか観ていない森田芳光のラスト・メッセージも気になっていたから。

話は電車マニアで語り始めたら止まらないオタクの二人が仲良くなり、趣味仲間の交流がひょんな事からコラボレーションにまでいっちゃう青春コメディ。

松山ケンイチと瑛太の持ち味が活かされ、森田芳光監督デビュー当時のような人情話も出て来て、何か懐かしい映画になっていた。

監督の遺作でもあり、失いつつあるものへの郷愁のようで少し寂しい気もするのだけど。

ただ日本映画にありがちなご都合主義的な人物の出し入れはやはりがっかりで、細かなディティールの積み重ねというのを日本の映画は忘れてしまったのかなとも思う。

九州の山の木々が風に揺れる景色はいいし、松山ケンイチと瑛太の風来坊的キャラも好きだけど。

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