18年前の出逢い、9年前の再会、そして40代になった二人。
一緒に暮らす二人は双子の娘を持ち、彼の前妻との息子を気にかける。
バカンスに来たギリシャで友人達と開けっぴろげな会話を交わす二人は家族のことで口論となる。
「子供の頃、時間は早く過ぎて欲しかった。今、時間はゆっくる過ぎて欲しいと思う」
そんな台詞が観る者にも心が染みる。
「ビフォア」シリーズの二人の口論は観ている僕の方もうんざりするほどのやり取りだけど、40代の彼らの口論は現実としてどう生きるかの口論だけに、前二作の口論より生活感がある。
人生で一番やりたいことがやれる時であり、老いて振り返った時、懐かしめる時。そんな二人の今が愛おしい。
エンディングで流れるギリシャを代表する歌手ハレス・アレクシーウが歌う「Gia Ena Tango」が余韻を更に深めさせてくれる。
9年後、2022年、この続きが作られるのだろうか?その時僕は生きているんだろうか?
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