今世界から注目されているカナダの俊英グザビエ・ドラン監督の新作。
普段は知的で純粋だけど、感情のコントロールがうまく出来ないADHD(多動性障害)の青年。父が亡くなり、施設に預けられた青年が事件を起こしたために、女手ひとつでは手に余るけど母に引き取られ、隣の精神的ストレスで言葉がうまく出てこなくなり休職中の女性教師の助けを借りつつも、我が子と暮らす。
行動障害を持つ人と暮らす難しさと施設での非人道的な扱い。
母を慕いながらも、自分の感情を抑えきれない青年の幸福とは。
「愛と希望、どちらを捨てるか」
スマホの画面サイズのようなスクリーンに映るあどけなく母を見つめる青年の顔が心に残る。
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