2009-05-26

叔母の電話 Aunt's telephone

今朝、目の具合が悪く、札幌の大きな病院で手術を受けるという叔母から電話があった。

札幌に住む身内としていつも頼られる我が家の主である僕に世話になることを詫び、よろしくとの電話だった。

若い頃から神経症の叔母は母と同じく、自律神経を患い、細かなことでもくよくよ考える。先日も母に手術に対する心細さを電話で訴え、母になだめ諭されていた。

医療過疎となった田舎町に住む年寄りたちは大病すると都会に住む身内にこんなふうに心細さを訴えているのだろうか?都会に身寄りのない年寄りは入院先で誰に心細さをこぼしているのだろうか。

団塊世代の大量高齢化を控え、年寄りたちの悩みを聴く窓口は万全なのだろうか?

職場の団塊世代のおばちゃんが東南アジアからの介護者が増える日本の状況に、生活習慣が違うのに、大丈夫なんだろうかと、おぼろげに迫る自分の介護の事もあるのだろう、不安を喋っていた。

「介護される方はぼけてるから大丈夫。」

知らぬが仏と皮肉る僕はおそらく年寄りたちの不安をちゃんとは理解できていないのだろう。

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