目の手術を受けるという母の妹に付き添って、母の兄弟の末娘である叔母も昨日、訪れ、我が家は久々の三姉妹そろい踏み。
田舎でも仲良し兄弟として知られる母の兄弟は総勢9人で、女姉妹はそのうち5人。
男手はともかく、姉妹の数の多さに母は戦後の食糧難の時に札幌の親戚に里子に出されたせいもあり、兄弟たちは何かにつけて、母を気遣い、魚が捕れた時や昆布が上がった時など送って寄こす。
父が亡くなった時も、母の兄弟たちがみんなうちにやってきて、自律神経で外出もままならぬ、母を励まし、父の葬儀を自宅葬として取り仕切ってくれもした。
失われた兄弟の絆を紡ぐような母の兄弟たちを一人っ子の僕などはうらやましくも思うのだけど、そこは兄弟間の事、煩わしい事もままあるのだろう。
自律神経を患った母、同じ自律神経を患いつつも母以上に臆病な叔母、まだ若く元気で姉たちの面倒に走り回るけれども自分も足腰の痛みに悩む末娘の叔母。
これからしばらくこの三婆たちの会話でうちもにぎわう。
いつもはひとりきりな母は嬉しいような、疲れるような日々が続くのだろう。
兄弟を知らない僕は遠巻きにそんな母たちの気持をいろいろ思いめぐらす。
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