2009-05-17

お尻と頭 Hips and head

体調不良になる前に左足の付け根のお尻のあたりが痛くなっていたんだけれども、その後、いろんな体の変調が出始めたなぁと、今さらながらに思い返している。

この尻の痛みは十年ほど前、くしゃみから身動きが出来なくなったヘルニアもどきの時に、背中の中心当たりを核に左首筋と左足の付け根に至る神経の痛みが走った時から、時々ある痛みで、一番ひどい時は排便をも邪魔していた。

十年経っても、背中の中心当たりと左首筋、それに左足の付け根のお尻のあたりの痛みは時々ひどくなり、我慢は出来るけれども、なんか変という身体のイエローカード的な役割になっているみたいだ。

今回も様々な治療を試しながらも、何となく具合の悪さが残り、咳も取れないので、シグナル出し続ける左足の付け根のお尻のあたりに湿布薬を貼ってみる。

寝る時に貼り、横になると、激しいめまいが起こり、すぐに収まり、翌朝はあんなにしつこかった咳も軽くなっていた。頭と尻の不思議な関係がどうもありそうだ。

十年ほど前の身体の変調はちょうど数え42歳の厄年に起こった事もあり、気にかけているけれども、体調不良になると決まって、大きなくしゃみが出たり、その節々が痛くなったりする。トラウマかも知れないけれども、自分の身体のバロメーターのようにも思え、そこから身体の神秘に関心を持つようにもなった。

日本人は医者や薬に安易に頼りがちになるという話を聴いた事があるけれども、やはり僕が厄年の時に亡くなった父は糖尿で薬漬けの生活を送り、飲み忘れると血糖値が上がり、具合悪くなる薬に生かされている生活を送っていたけど、それを看病する母は病院のまかない婦を勤めていただけに薬の怖さを見聞きしており、更年期の自律神経失調にかかっても、余程でないと病院にも薬にも頼らずにいた。そのせいか、今も内臓系が侵されることなく、自律神経失調だから外出は思うようにいかないけれど、元気で家の中の事をこなしている。

自分の身体の扱い方を知る事って、生きる上で一番大切な事なのかも知れない。

みんなが同じパターンで具合悪くなるわけでも、元気になれるわけでも、悲しいと泣くわけでも、素晴らしいと感動するわけでもなく、五臓六腑という共通のものを使いこなしているだけなのだから。

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