先日の職場の待遇回答で、職場を取り巻く社会状況の厳しさが想定外である事を聞かされ、歴然となり、聞いていたけれども、その根本にある収支の見通しの甘さはお金中心の世の中、もの凄く甘い気もした。
あきれかえるほどの経費浪費が明らかなのは今に始まった訳じゃないのに、浪費抑制はいつまで経っても、末端の備品調達ばかり。
個人支出で云っていけば、手取りが悪くなったのに、生活スタイルは裕福だった頃のまま変えようとせずに、日常使う消耗品をケチるようなものに思えてくる。
お金中心で動いている社会であるのに、経営上はお金に支配されるのを嫌い、実務にはお金の厳しさを説くようなものなんなんじゃないか。
赤字転落が目の前と語りつつも、実際に赤字転落になるとどうなるのかのビジョンを明確に想定出来ずに、ただ赤字回避で頑張っているポーズのみ作る。そんな愚かさを感じた。
札幌で最も古いデパートであった駅前の五番館が経営不振で、西武に買い取られたのはバブル破綻の時、その西武札幌も潰れるらしく、これで札幌の歴史がまたひとつ消える。
お金中心の時代なのに、金銭感覚の危機意識を持ち続ける事に不得手になった現代人、手に入れた物はいつかなるなるという教訓すら忘れてしまっているのかも知れない。
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