日本の朝鮮統治の時代、赤膚になった山に木を植え、朝鮮文化の保護に尽力尽くした浅川巧。
葬儀祝祭の時みっともないから泣かない日本人より死者を悼み泣きながら歩く朝鮮人を愛した浅川巧は大地に頬ずりしてさんで死んでいった。
このところ、著名人物のドラマを映画化し続ける高橋伴明の監督が吉沢悠、ペ・スビンの若手俳優を起用し、韓国映画界の技術を活用し作られた作品。
ドラマは日本映画の筋運びでありながら、浅川巧とチョンリムの交流から失ってはならないものが力強く描かれている。
「自然法に帰せ、それより道はない」
そこにある植物をそこの環境で何も手を加えずに育てる事が自然の道理。
自然力学をそのまま人間社会にも求めた浅川巧の生き様は国境を越えた人間の繋がりを示し得た。
それを忘れたところに日本があるんだろうな。
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