色は匂えど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見し 酔ひもせず(いろは歌)
老いて現役から身をひいたスペイン•マフィアの元に旧友が現れた。
『あるいは裏切りという名の犬』以降フレンチ・フィルムノワールを先導する警察出身のオリヴィエ・マルシャル監督が1970年代初頭"リヨンの男たち"として、フランス犯罪史にその名を刻んだギャングの物語から作り上げた映画は男の友情をテーマにした寡黙に浮世の残酷さ。
血で血を洗う抗争を生き抜いてきた友との物語は最後の友情を突き付ける。
1970年代に流行った音楽をバックに繰り広げられる抗争場面は名作『ゴッドファーザー』を思い起こさせもする。
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