DVD鑑賞含めて、北野武作品「Dolls ドールズ」以来の映画館鑑賞。
友達が前作「アウトレイジ」観たとかで、面白かった話を聴き、観たくなった。
前作を観ていなくどうかなと思いつつも、映画の中で交わされる台詞を聴いていると大まかな前作の話の流れは掴め、巨大化したヤクザ組織と潰されたヤクザの報復、それを煽る警察の構図が見えてきて、話は面白くなる。
北野武お得意の省略法もシュールに決まっていて、シュール故にその後描かれる残酷な場面がなおも引き立ってくる。
映画を見終えると前作「アウトレイジ」観たくなる仕組みが憎く、映画を見終えた後、さっそくレンタルショップに足向かっちゃった。
歳取るに従って求められる演技が狭くなる男優たちにとって、ヤクザ世界は力量発揮の勝負世界。
いつも温厚なイメージが強い友和おじさんは違和感を感じ、加瀬兄ちゃんの突っ張りも微笑ましいけど、ちらっとしか出てこない高橋克典おじさんがなんか怖くかっこよかった。
ヤクザ抗争劇と観れば、東映の「仁義なき戦い」以降の混沌さの方が遙かに凄いけど。
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