安アパートの一室で薬物依存の母親と一緒に暮らすダウン症の男の子。男を連れ込んだ時は男の子は夜の街に出され、さまよい歩く。
ある日、母親が薬物不法所持で捕まり、男の子はひとり部屋に取り残される。隣に住むゲイのショーダンサーとの出会いはその時。
男の子は行政の人に連れられ、施設に引き取られるけど、そこが嫌で街まで歩き帰る。ショーダンサーとの二度目の出会い。
ドラマはショーダンサーの恋と同時進行で物語れ、男の子とゲイ・カップルの幸福な時が描かれ、そして、悲惨な別れが描かれる。
1980年前後の米国。まだ同性愛に社会が理解を示さなかった時代、その差別は黒人差別より悲惨であったらしい。
ダウン症の子は施設に入っても養子の貰い手もない。私たちのことなどあなたたちは気にも留めない人生なのに何故引き裂こうとする。
『気にも留めない人生』への嫌がらせは容赦なく続き、悲惨な結末が待っている。
その悲惨な結末、今の日本なら「可愛そうに」で終わりそうでそちらの方が怖いと思う。
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