最近ずっと凝りというか、こわばりというか、違和感が首の付け根の頸椎まわりにあり、嫌な感じがある。
元々生まれた時にへその緒が首に絡まり、鉗子という器具で母胎から引っ張り出されて生まれたこの身、鉗子のひっかいたかぎ裂きの傷が頸椎そばにあり、そこら辺が疲れてくると重苦しくなるという僕の健康バロメーターでもある。
寒くなってから通うようになった銭湯で肩が中途半端にほぐれたせいか、この頸椎まわりが浮き上がったような違和感が出始め、「爆発」したら嫌だなぁと思うこの頃、昨日、試しに湿布薬を貼ってみた。
湿布薬を貼って数十分。睡魔が襲い、作業部屋の椅子で気がつけば小一時間熟睡。
かなり身体が疲れていたのだろうなぁと思う。
頸椎のこわばりを意識するようになったのは、介護を必要とする脳性麻痺の遠藤さんを記録した映画『えんとこ』の上映会で、遠藤さん自身、来場され、脳性麻痺の二次障碍を聴かされてから。
人間にとって、この首の付け根にある頸椎は生きる要のような物で、昔放送され流行ったテレビ時代劇『必殺仕置人』なんかでこの頸椎当たりをひと突きすれば、人は死ぬという位の人間の急所でもある。
身体の障碍ってよく考えられているもので、このような急所に異常をきたすと、例えば、呼吸困難、例えば脳梗塞など、死なない程度に苦しませる諸行が降りかかり、食物摂取しづらい状況に持ち込まれる。また、怒りなどの過度の興奮で頸椎の緊張は増す。
そうはなりたくないから、頸椎の疲れを気にするのだけど、寒さは特に頸椎を刺激する。
しばらく湿布薬のお世話になりそうな時節。
- OhmyNews : 頸椎に湿布薬
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