旧防衛庁 ゴジラの対処を研究していたとかいうニュースを目にしたけれども、お役人もまた怪獣を含む未確認物体から想像力を働かすのだなぁと思った。
しかし、その怪獣達の発生元となった、例えばゴジラなら原水爆のような問題は事がやっかいになるから触れないで、大怪獣ゴジラという臭いものをやっつける研究しかしないいのだろうなぁとも思う。
パニックブームの流れを追っていくと、そのルーツは戦争物になるそうで「鬼畜米英」が原水爆に安眠を妨げられたゴジラや自然破壊で怒り狂うモスラ、ガメラという正当な流れがあり、その後、ヒッチコックの『鳥』やマイケル・ジャクソンの歌で知られた大量のねずみが襲う『ウィラッド』『ベン』などの小動物パニック、『ポセイドン・アドベンチャー』や『タワーリング・インフェルノ』『日本沈没』などの災害パニック、『復活の日』などの細菌パニック、『デイ・アフター・トゥモロー』などの気象異常パニックと、現代文明への警告がメインとなっているのに、お役人の発想はいつまでも机上会議にすぎない。
知り合いで、私服で現金輸送の警備をしていた奴が、「もし、強盗に襲われたら、死にたくないもの、そりゃ逃げるさ」と語った話も思い出すけど、誰も貧乏くじなど引きたくはない。
問題究明を議論せずに人間心理を札束で動かせられると考えるエリート発想こそがもしかするとこの世のパニックなのかも知れない。
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