親機もコードレスだった古い電話機が接触不良となり、新しい電話機に買い換えたのだけれど、親機もコードレスは見あたらず、コードレスの子機が二台ついた電話機を購入したのだが、使い慣れない母はコード付きの親機の受話器を取り、利用している。
腰の悪い母を気遣い、長話になった時にソファに移れるようせっかく買った物を買った時に使いこなせなければ、永久に使いこなせなくなってしまう。
根気よく母に説教すると、ボタンが小さい、文字が見えにくいなどのクレームを並べ立てる。
「慣れなきゃダメだって!使い方なんて覚えちゃえば、慣れで使いこなせるんだから。」
最も簡単な使い方を教え、電話帳機能で電話をかける方法も教えておいたけれど、果たして母は使いこなせるか気に掛かる。
迷惑電話とかキャッチホンとか、ハンズフリーとか、あればそりゃ便利だろうけど、基本機能をまずは覚えなきゃいけない今の家電機器には、まだ若いと思っている僕でもうんざりする事がある。
どこかのパソコンOSやOffice製品のようにバージョンアップするたびに基本操作を覚えなきゃならないご時世、多様化する製品に標準規格の方が暫定的に対応しなければならないほどに乱れているようでもあるけれど、「人は年老い、出来なくなる」という永遠のテーゼを忘れないでねと願いたくもなる。
自分たちの売る製品なんか使いたくないと言うなら、話は別だけど。
- OhmyNews : 「習うより慣れろ」というけれど
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